地方転勤が嫌で、外資系企業に転職した男、タカキです。
新卒で給料高め、日本人なら誰でも知ってる大企業に入ったまではよかったのですが、
3年間で3回も地方転勤をさせられ、流石に嫌気がさしたので、転職しました。
今は転勤のない、外資系企業で、悠々自適な東京生活を送っています!
今回、この記事を読んでいる見ず知らずのアナタにお伝えしたいのは、「地方転勤しちゃうとキャリアってどうなるの?」というお話です。
自分の拙い経験をもとに、みなさんが今後、どうしたいのか?どうすべきなのか?を考えて頂きたいな、と。
1社で長く働きたいのであれば、地方転勤はありっちゃあり
新卒で入った会社で、長く働く、つまりは10年以上の雇用を前提とするのであれば、地方転勤はありです。
理由は、地方転勤が出世ルートだからです。
ぼく(タカキ)は出世とか心底どうでもよく、「自分の働きたい場所で働きたい」というタイプだったので、先の見えない地方転勤は嫌だったんですよね?
みなさんはどうですか?
出世できるなら、地方転勤を受け入れてもOKですか?
それとも、出世できたとしても、地方転勤は嫌ですか?
厳しいことを言ってしまうと、地方転勤が左遷ではなく出世ルートであったとしても、出世できるという保証はどこにもないので(そりゃそうじゃ)、結局頑張るしかないのですが、どうせ頑張るなら、自分の働きたい場所で頑張る方が、仕事のパフォーマンスって上がりますよね。
地方転勤になる前は仕事に対して非常に前向きで、死ぬ気で頑張ろうと思っていたのですが、地方転勤になった瞬間、「プツン」とやる気の系が切れてしまって、海でよく黄昏ていたのを、東京に戻ってきた今でもよく覚えています(笑)
大学受験の勉強とか、高校の部活とか、期限があるものって結構頑張れたりした経験はないですか?
でも転勤って任期がない、期限がないんで、「あと2年!」みたいなモチベーションも湧きにくいんですよね。
ぼくは会社で出世していくことよりも、自分の働きたい場所(東京)で、やりたい仕事ができる方が幸せだと思って、入社3年目で転職しました。
詳しくは、コチラ(↓)の記事をご参照ください。
やりたい仕事が明確に決まっている人には地方転勤は向いていない
日本の会社って、ジョブ型の雇用じゃないんですよね。
終身雇用を前提とし、いろいろな仕事を経験させて、
その会社の中でしか通用しないスキル・能力を上げていく…
それが日本の会社です。
私が入社した大企業なんかもまさに典型的な雇用ありきの会社で、
新卒にいろんな経験をさせて、会社のことを知ってもらい、
会社の中でしか活用できないスキルを身につけていくような会社でした。
なので、やりたいことが明確に決まっている人にとって、地方転勤は害悪でしかありません。
地方に転勤するということは、つまりは全国に事務所があるような営業職が多いわけですから、
「営業じゃなくてマーケティングをやりたいんだけど!」とか、
「いろんな人を巻き込んで仕事ができる企画系の仕事がしたいんだけど!」という人には合いません。
転職することを前提にキャリアを考えた場合、転職で評価されることは「職種×勤続年数=結果」なんですよね。
つまり、地方で営業を3年やって、その後サービス企画を2年やって、違う会社のサービス企画をやりたいなと思って転職しようとすると、サービス企画2年の経験で、同じくサービス企画を5年やってきた人と同じ土俵で選考されます。
職種の区切りが曖昧で、人が足りていないベンチャーであれば、営業経験もあってサービス企画の経験もあるとポジティブに評価されることもなくはないですが、一般的には勤続年数が多い方が、仕事ができる可能性が高いと判断される傾向にありますから。
また、仮に地方で5年間営業したとして、そこから転職活動ってなると、地方からの転職活動って結構しんどいです。
自分も地方(北海道)から転職活動をやったことがあるのでよく分かるのですが、
- 最終面接は対面でやりたいから、会社に来てくれ
- 内定を渡すタイミングで、会社に来てくれ
なんて、北海道にいる人間に対して、平気で言ってきますからね(笑)
ちなみに、群馬から東京に行く場合でも2~3時間は平気でかかるので、地方から転職活動を行うのって、体力的にも精神的にも経済的にもきついんです。
まとめ:一社で長く働きたいのであれば、地方転勤はキャリアにとってプラスになる
これはKDDIさんの採用記事ですが、地方転勤を経験して(結果的に)良かったと言っている人もいるので、ぜひ参考にしてみてください。
https://career.kddi.com/workstyle/real/01/
まあ、「転勤・配属希望が通らなくても、うちの会社では出世させてやるから、頑張れよ!」ってニュアンスの記事です(笑)
繰り返しにはなりますが、会社と結婚したい、会社が大好き、その会社以外ありえない!という人以外は、地方転勤がある会社、望まない部署への配属がある会社に入ることはキャリア(転職)する上でこの上ないリスクであるとご理解ください。
地方転勤になって、今後のキャリアをどうしようかな?と悩まれている方には、オススメの本があるので、下記で紹介しています。