「うちの会社は全国転勤ありだから、どこで勤務するか分からないけど、それでも大丈夫?」
「はい!大丈夫です!!」
と思っていた時期がぼくにもありました。
若気の至り、就活生あるあるとでも言えばいいんでしょうか。
しかし、実際に転勤となったのが九州、北海道、群馬。
3年で3回も転勤を経験し、「もぅ無理転職しょ。。。」となった男がこの記事を書いています。
転勤か転職か?
2〜3年で東京に戻れるのであれば、転職せずに転勤を受け入れるのもいいかなと思ってました。
しかし、現実は厳しい。
新卒から東京で働いていた同期は、入社後3年もすると栃木やら香川に転勤することになりました。
「え、東京に戻れても、東京でずっと働けないの…?」
筆者は東京に実家があるので、東京で働きたい気持ちが強いのですが、そんな気持ちとは裏腹に、会社は九州、北海道、群馬と、住居を転々とさせるのです。
いや、別にぼくが悪いことをした、とかではないんですよ。
なんか、会社にとっては1年で転勤させるのなんて別によくある話でした。
逆に北海道に8年とか、沖縄に15年みたいなベテランおっさんサラリーマンの方もいたりするわけですが、ぼくが働いていた会社は人事の力が弱く、「あいつがほしい」とお偉いさんが言えば、本人の意思とは無関係に転勤することになりますw
フランス語が流暢に話せるのに、北海道に転勤になる人とかいて、「マジでこの会社は頭が沸いてんな」と思いました。
転勤を受け入れられなくなった理由
①働きたい場所がある
自分の人生を考えたとき、働きたくない場所で働き続けるのって嫌だなと思ったんですよね。
「最初の2〜3年くらいは我慢して働こうかな」と思ったりもしたんですが、我慢して働かなければいけないのは2〜3年では済まないようで。
それは、自分の上司を見てればすぐ分かることで、出世していて仕事ができる上司はバリバリの転勤族でした。
「家を買ったら転勤になった。家はようやく建築が終わったけど、まだ住んだことはない。」
と、何食わぬ顔で言っていたのですが、実際に自分が家を買ったら転勤になって、自分の買った家に住めないとなったら嫌だなって思って。
ていうかどう考えても嫌ですよね?
家庭が崩壊していない限り、自分の買った家に、誰よりも早く、誰よりも長く住んでいたいと思うんですけど。
②やりたい仕事がある
大企業あるあるですが、初期配属はガチャガチャみたいなもんで、どの部署に配属になるかも、どの地域で働くことになるかも、決まるまでは絶対にわかりません。
自分で言うのもはばかられるのですが、マーケティングの仕事がやりたいと言って内定をもらったのに、営業として配属をされて(特に理由は教えてくれませんでした)、さらには自分の働きたくない地域で働くことになってしまったので、これはもう、転勤を受け入れている場合じゃないな、と。
転勤を受け入れられる人って、その会社で死ぬまで働くぞ!って思ってるくらいの人なんですよね。
要は、会社ありきで人生設計をしている人です。
一方、ぼくの場合は、ぼく自身やりたいことがあり、理想のキャリアがありって感じだったので、これ以上転勤を受け入れて、かつやりたくない仕事を続けるのは自分のキャリアにとって不毛だと感じたため、群馬への転勤を最後に、転職をしました。
地方からの転職活動はしんどかった
実は、引越し代やらマンションの解約金やらを浮かすために、ややこしいんですが北海道から群馬に転勤する間に、転職活動を終わらせていました。
なんでこんなことをしたかというと、最終的に働きたい場所が東京の場合、北海道から引越しをする場合と、群馬から引っ越しをする場合とでは、引っ越し費用や日数が段違いだからです。
あとは、会社の規定で転勤があると◯十万円もらえる仕組みがあったので、お金ももらえて、かつ今後の出費もらせるタイミングで転職しよーっとと思ったわけですね。
ただ、北海道ー東京間の転職活動は移動の面で非常に厳しく、有給を繋ぎに繋いで7日間くらい休みをとり、その間に3社の最終面接を受けるような調整を行っていました。
コロナ禍で直接面接をする機会が減った今、最終面接でさえもzoomやGoogle Meetsの企業は増えてきているかと思いますが、自分が転職活動をしていた頃は、「最終面接は東京で!(Face to Faceで!)」という企業が多く、自費で北海道ー東京間の交通費を出していたのです。
今思い返すと、このお金って本当にもったいなかったなと思います。
北海道にさえ、転勤になっていなければ、、、
地方での転職活動にお勧めなのが、転職エージェント
地方で働いていたとき、地方のくせして都内で働くより忙しかったと記憶しています。
なぜなら、移動時間が増えたから。
多いときは1日5時間以上も自動車を運転して、営業所から取引先に訪問したり…といった生活を送っていたので、体力的にも、精神的にも自分で転職先の企業を探す余裕がありませんでした。
とはいえ、「もう転勤するのは嫌だ!」という気持ちが強かったので、1日でも早く転職したかったのです。
そこでお世話になったのが、転職エージェントサービスです。
転職エージェントを選ぶ基準としては、次の3つがあります。
- 名前を聞いたことがある有名企業、もしくは外資系企業で転職実績が豊富な企業か
- 自分の希望を真摯に受け止め、良い企業を提案してくれるか
- 「すぐにでも転職を」と、転職を煽ってこない、こちらの立場で物事を考えられる人か
転職経験者にしか分からない、有名企業or外資系企業をオススメする理由
実は私、転職経験が2回あり、かれこれ50人以上の転職エージェントの方とコンタクトをとって、転職活動を進めた経験があるんですよね。
その中で、ある法則に気がつきました。
それは、マイナビやdodaなどの有名企業、JACリクルートメントやランスタッドなどの外資系企業は転職エージェントの質が高い傾向にあり、名前も聞いたことがない人材ベンチャー企業、一人社長がやっているような企業は転職エージェントの質が低い、ということです。
有名企業や外資系企業では採用基準がしっかり整っていたり、社内で転職に関するノウハウが十分に蓄積されているのだと思いますが、人材ベンチャー、一人社長系は「とりあえず転職しろ!」という感じで話を進めてくるので、関わることをオススメしません。
- マーケティングの仕事をやりたいと言ったのに、「君は営業向きだ!」と営業の求人を紹介される。
- 内定とったら年収交渉しますよと言ってくれていたのに、全然やらない。内定辞退したらブチギレられる。
- 紹介してくる求人はすでに有名企業・外資系企業から紹介済み
といったことが起きて、結構ストレスというか嫌な気持ちになったので、2回目の転職の際にはベンチャー系の転職エージェントは利用しませんでしたね。
また、有名企業や外資系企業であれば、職務経歴書の相談、面接通過率アップのための面接なども実施してくれるので、安心して転職活動に臨むことができました。
それでは、転勤族の自分が使ってみて、よかった転職サービスを紹介します。